花屋 はな輔

夏も花のある生活を楽しめる!!🌻~切り花長持ちのコツ~

2022.7.20

いつも花屋はな輔のブログをご覧いただきありがとうございます。

夏は切り花が持たない、と花を飾ることをあきらめていませんか❓

ちょっとしたひと手間で夏の間も花のある生活を楽しめます✨

今回は、夏の切り花が持ちにくい理由・基本的なお手入れや長持ちさせるコツ・とくに気をつけたいことを紹介します。

🌻夏の切り花が持ちにくい理由

夏は切り花が長持ちしにくい季節で、一番の理由は気温と湿度の高さです!

❁雑菌

梅雨から夏にかけて、気温と湿度が高くなる時期は雑菌が発生しやすくなります。

花瓶の中の水が傷むことで雑菌が発生。

水と一緒に雑菌を吸い上げた花は内側から雑菌に蝕まれていき、やがて萎れてしまいます。

花瓶の水は常に清潔に保つようにしましょう!

❁蒸れ

湿度が高い時期は植物も蒸れやすくなります。

植物は切り花になってからも絶えず呼吸を続けています。

湿度が高いと、この呼吸が上手くできなくなり蒸れて細菌が繁殖してしまうんです。

対処方法は、余計な葉を取り除き通気性を良くすること🌬

花瓶に生ける際はぎゅっと詰め込まずに、ゆとりを持たせて生けるようにしましょう

また、結束している輪ゴムや麻ひもは外すことがおすすめです!

🌻基本のお手入れ

切り花を長持ちさせるコツはいろいろありますが、一番大切なのは綺麗な水をたっぷりお花に吸わせることです。

根っこから切り離されて自然な状態ではない切り花が満足できる状態を保つには、ちょっとした手を掛けてあげる必要があります。

そこで特にポイントとしてあげられるのが「花瓶の水替え」「茎の切り戻し」です!

❁花瓶の水替え

花瓶の水換えは出来るだけ毎日行いましょう。

基本的なことですが、暑くて水の汚れやすい季節にはその基本がなによりも重要。

夏は水が腐りやすい季節のため、水換えを行わないだけでずいぶんと水が傷みます。

水が汚れていると、異物が切り花の切り口や水を吸い上げるための導管が詰まって、水が吸えなくなってしまうんです。

切り花にとって水が吸えないことは呼吸ができないようなものなので、そのまま放置するとすぐに枯れてしまいます。

そのため、花瓶の水の交換は出来れば1日1回を目安に行いましょう。

水換えの際は交換した水がまたすぐに汚れてしまわないように花瓶の中もきれいに洗います

この時、茎がぬるぬるしているようであればきれいに洗い流しましょう

❁茎の切り戻し(水切り)

切り戻しとは、茎の先端を5mm~1cm程度切ることです。

花瓶の水を交換していても、茎の断面が徐々に汚れてしまったり、水に浸かりっぱなしなことによって腐ったりします。

切り花は切り口が新鮮なほうが水をぐんぐん吸収することができます!

そこで、花瓶の水交換をする際に切り口を少しだけ切って新しい断面に切り戻しましょう。

切り戻しは切り口の鮮度を保つコツで、切り戻しの際には水切りがおすすめ!

水切りをすることで、茎を切ったときに切り口が乾燥したり、空気が導管に入り込んでしまうのを防ぐことができます。

可能であれば毎日切ることが理想ですが、億劫であれば数日に一回など、少し元気がなくなった時に切ってあげましょう。

❁水切り

水切りでは、その名前のとおり、茎を切るときに水中でハサミを入れます。

水の中で切ることで「切り口が乾燥しない」「切ったときに空気が入ってしまうのを防ぐ」「水中でハサミを入れることで切り口に水圧がかかり、水が上がりやすくなる」という3つのメリットがあげられます。

切れ味の良いハサミを使い、出来るだけ斜めに切ることが水切りのコツです!

切れ味の悪いハサミで押しつぶすようにして茎を切ると、切ったときに茎に通っている導管も潰してしまうことが。

また、斜めに切ることでお花が水を吸い上げる面積を増やすことができ、よりたくさんの水を吸い上げることができます!

水切りで切る茎の長さは1~2センチ程度で、表面の乾燥、汚れ、腐敗を取り除ければOKです。

もし茎が傷んで変色していたり、腐り始めて柔らかくなってしまっていたらその部分は残さず切ってしまいましょう。

傷んでいる部分+3センチほど切り取って、水を吸い上げられる状態に切り戻すことがコツです!

🌻夏場にとくに気をつけたいこと

涼しい季節には、花瓶の水換えと水切りでかなり花を長持ちさせることができます。

しかし、切り花にとって過ごしにくい夏場にはもう少し気を使ってあげることが大事です!

❁飾る場所に気をつける

切り花の過ごしやすい場所は、人間と同じく涼しくて風通しの良い場所です。

閉め切っていて蒸し暑い部屋や直射日光の当たる場所は避けましょう。

しかし、涼しいからと言ってエアコンの風が直接あたる場所は花が弱る原因になります。

❁枯れた花は取り除く

切り花は種類によってかなり持ちが違うので、先に枯れてしまう花があることは仕方ないことです。

まだ元気な花と枯れたお花を一緒に飾っておくと、せっかくきれいに咲いている花が枯れる速度を加速させてしまいます。

枯れた花はそのまま放置せずに速やかに取り除くことが大切です!

いかがでしたか❓

ちょっとしたひと手間でお花の持ちがぐっと変わります。

とはいえ、毎日手入れをするのが億劫で花を買うのはめんどくさい💦となってしまっては本末転倒です!

もちろん毎日行ったほうがお花は元気になりますが、出来なかったからといってすぐに枯れて元気がなくなってしまうわけではありません。

水が目に見えて汚れてきたら替える、花に元気がないから水切りをする、くらいの頻度でも効果はあります。

あまり気負わずに、花のある生活を楽しんでくださいね(*^^*)

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